「モリー先生との火曜日」(映画)

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1999年にアメリカで制作され、ABC放送で放送されたテレビ映画だそうで、
ジャック・レモンの遺作で<感動のハートフルドラマ>ということで、観ました。
なるほど、感動的でした。
不治の病に冒されながらも、余命を尽くしてかつての教え子に語り掛ける大学教授・モリーが、時間に追われて過ごしている教え子に、16年振りに会い、尚、教え、導く話です。ノンフィクション・ドラマだそうで。。。。。実話だと思うと、また感慨深いものがあります。

原作は、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されたモリー・シュワルツ教授が自らの死を前にして、
かつての教え子であるミッチに贈った「最後の授業」を記録したもので、1997年にアメリカで出版されベスト・セラーになった小説だそうです。
日本においても何度も出版され、NHKラジオドラマでも放送されたそうで、朗読音楽劇(2008年初演、2010年、2012年に再演)として上演されてもいるそうです。DVDも、HDニューマスターにより待望の再DVD化なのだそうです。ちっとも知りませんでした。

本当に弱りながらも、教え、導こうとするのですが、肺まで達してきて辛くなってもなお~で、最後まで~という思いが伝わってくるのですが、<ジャック・レモンの遺作>ということで、辛くなってきている姿は、ジャック・レモンと重なるような感じでした。

ジャック・レモンは、2000年7月に盟友のウォルター・マッソーが亡くなってから体調が悪化していたそうで、2001年6月に、ロサンゼルスの病院でガンの合併症で亡くなったそうです。76歳で、まだまだ活躍して欲しかったです。楽しい役もシリアスな役 もする俳優さんで、私はコメディでのジャック・レモンが好きですが、シリアスな役での存在感もさすがで。。。。。若い時も中年の時も、老いてからも魅力的でした。
私は、彼の映画の中で「あなただけ今晩は」が一番好きなのですが。

で、この映画に戻ると。。。。


仕事に追われ、またそれが生き甲斐になっているようなスポーツライターの主人公ミッチで、
恋人とも慌ただしい電話だけで、寝る時間はあるの?という感じの彼が、TVのニュースで大学時代の恩師が死を前にしていることを知ります。連絡を取り続けるといいながら、そのまま16年。会い行きたいのに、約束を守っていないと行けないでいます。
恋人が後押しをしますが、それでも。。。。。が、思い切って会いに行きます。

両手を広げて迎えてくれる先生!

沢山の学生と交わってきたでしょうに、覚えていて、尚、変わらない思いでいる先生!
そんな先生、いるんだろうか?!と思うのですが、実話なのでいるのだろうなと。。。。。

説教がましいことは言わず、友達のような感じで、でもしっかり<先生>で、
忙しい彼が、再び訪れようと思うほどの先生です。

忙し過ぎて恋人に別れを告げられるのですが、瀕死の先生にそんなことまで相談するミッチで、
先生を失いそうな彼を理解した彼女は先生に会いに行きますが、一目で意気投合した二人で、彼女の優しい歌声が心に残ります。
彼女はバック・コーラスをやっていて、先生が彼女の歌を聴きたがって。。。。

この映画では、他の教え子たちも登場しているのですが、ミッチに焦点があっているので、まるで、彼だけを~という感じがして、それがちょっと惜しい感じがしたのですが、作品にするとそうなるのかもな~と。。。。。

先生のこと、どんな先生だったかということと、先生の子供のころからの生涯も描かれています。

音楽も美しいです。

また観たいなと、思わせてくれる映画で、ジャック・レモンでした。

で、私もそんな先生に巡り合えていたら、人生が、人間が違っただろうなと思います(^-^;。羨ましくも思える映画でした。



1999年製作/89分/アメリカ
原題:Tuesdays with Morrie

スタッフ
監督:ミック・ジャクソン
製作総指揮:ケイト・フォート、オプラ・ウィンフリー
原作:ミッチ・オルボム
脚本:トム・リックマン

キャスト
ジャック・レモン
ハンク・アザリア
ウェンディ・モニツ
ボニー・バートレット
ジョン・キャロル・リンチ
キャロライン・アーロン、アーロン・ラスティグ、ブルース・ノジック、イヴォ・カッツァリダ、ダン・シール、
カイル・サリヴァン、クリスチャン・J・メオリ

ストーリー
ミッチは誰もが羨む華やかな生活を送るスポーツライター。ある夜、テレビで大学時代の恩師のインタビューを目にする。
そこでは、難病に冒され、僅かな余命を生きるモリーが「人生で一番大切なこと」について熱心に語っていた。
その話は「本当の幸せ」を見失っていたミッチの心に響き、彼は16年振りに恩師の下を訪ねる。毎週火曜日、「本当の幸せ」を学ぶために…。

受賞歴
2000年度プライムタイム・エミー賞
作品賞 テレビ映画部門(製作総指揮:オプラ・ウィンフリー、ケイト・フォート、スーパーバイジング・プロデューサー:ジェニファー・オグデン)
主演男優賞テレビ映画部門(モリー役:ジャック・レモン)
助演男優賞テレビ映画部門(ミッチ役:ハンク・アザリア)
2000年度ファミリー・テレビジョン・アワード(映画賞)
2001年度全米脚本家組合賞(脚本:トーマス・リックマン)

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ちなみに、最後の瞬間まで問いつづけたモリー先生の本。

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この記事へのコメント

まるぐりっと
2020年06月17日 18:36
tosileoさん、こんばんは。

この本は帰国主婦の強いおススメで読みました。
本当に感動しました。いつまでも講義がつづけばいいなあ
と思いながら・・。 もし自分が同じ状況なら・・息子達に
良い言葉を遺せるだろうか・・。
私は団塊の世代ですから先生方も沢山の生徒を相手に忙しく
、生徒もあわただしく卒業してしまった様な感じです(;^_^A
 私は学校時代より大人になって出会ったケーキの先生とか絵の
先生に影響を受けています。
tosileo
2020年06月18日 04:18
まるぐりっとさん、こんばんは(^-^)。

原作を読んでいらしたとは、さすがですね。
本当に講義が続いて欲しかったですね。
苦労した先生の、教え子たちを思う心が素敵ですね。最後まで先生でいられるという姿にも感動しました。

はい、私たちのころは生徒数が多かったから先生も大変だったと思います。私は、影響を受けた先生には残念ながら出会えませんでした。でも、思い出す、いい先生、好きな(先生として)先生がいたのは良かったなと思います(^-^)。