「風立ちぬ」(アニメ映画)

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宮崎駿が『モデルグラフィックス』誌上で発表した連載漫画『風立ちぬ』を原作とし、
零戦の設計者、堀越二郎の半生をモチーフに、同時代の作家・堀辰雄の小説『風立ちぬ』のエピソードが盛り込まれ、
映画のポスターには両名の名を挙げており、2012年に公表された版では「堀越二郎と堀辰雄に敬意を表して」、翌年公表された版では「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」と冒頭に記されているそうで。私が観たのは、2013年版のようです。

映画のキャッチコピーは「生きねば。」で、
宮崎駿は、この<風>というのは爽やかに吹くようなものではなく、原発が爆発したあとに轟々と木を揺らすような恐ろしい風であり、だから生きようとしなければならないと後に話しているそうです。

で、実在の人物、堀越二郎の長男は、「零戦は好きではなかった」という父親は、設計時の要求水準の高さ、テストパイロットの殉職、神風特別攻撃隊での使用など、彼にとって零式艦上戦闘機には、辛い思い出が多かったことを挙げているそうです。

ただ、この映画、観ていて、
唐突にあり得ないような夢の話、主人公と飛行機の設計家・カプローニ伯爵の夢が合体で、それで出会う二人、その後も。。。
少女との出会い、それが切れて、才能を認められながら飛行機作りに邁進する主人公が描かれ、
何が描きたくて、何が言いたい?と思いました。
突然特高に睨まれ、職場で「堀越は出張中」だと庇います。そんなことが出来た?
少女との再会。飛行機を飛ばし合っているシーンは、ベランダから落ちそうで不安でした。子供も観ている映画なのに~と思いました。
唐突に思えたプロポーズ。それまで会って話すシーンはあったものの、それほどの思いがあったとは。。。。。
で、プロポーズで、「愛してます」と。 どこが堀辰雄の『風立ちぬ』?と思ったら、
彼女は結核で。。。。。病気を乗り越えるという彼女。この辺りが堀辰雄の『風立ちぬ』かなと。。。。
でも、闘病中の彼女が突然彼の住んでいるところに来ます。
で、彼は仕事から離れられないので、彼女を療養所に戻せないと、すぐに結婚式で二人で暮らし始めます。
堀辰雄の『風立ちぬ』は彼女の療養に付き添ったと思います。そして結婚はしないままだったような。。。。。
限られた日を二人で過ごしたのは同じで、
この映画にもその感動があり、それが仕事の成功と繫がるという風になっています。
そして、この映画のキャッチコピーは「生きねば。」が出てきます。
これはこれで感動がありました。

終わってみれば、途中の思いは吹き飛んで、ラストの感動が残りました。

なので、これでいいのかなと(^^ゞ。夢のあるお話で、映画だったなと思います。

ただ、子供たちに理解できる話になっているのだろうか?と思いました。
でも、多くの子供たちが観たのだろうと思いますし、観客動員数も多かったようなので、余計なことで(^-^;。
で、外国人に伝わるのだろうかと思ったら、諸外国でも評価されているようで、
結局は、私の感性が欠けているだけだと、<またもや>の世界なのだと再確認することになりました(^-^;。


製作:2013
時間:126分
スタッフ[編集]
原作・脚本・監督 - 宮崎駿
作画監督 - 高坂希太郎
音楽 - 久石譲(サントラ/徳間ジャパンコミュニケーションズ)
制作 - 星野康二・スタジオジブリ
プロデューサー - 鈴木敏夫
配給 - 東宝
オフィシャル・サイト http://www.kazetachinu.jp/

声の出演:
庵野秀明:堀越二郎
瀧本美織:里見菜穂子
西島秀俊:本庄季郎
西村雅彦:黒川
スティーブン・アルパート:カストルプ
風間杜夫:里見
竹下景子:二郎の母
志田未来:堀越加代
國村隼:服部
大竹しのぶ:黒川夫人
野村萬斎:カプローニ

あらすじ
飛行機に憧れている少年・二郎は、夢に現れた飛行機の設計家・カプローニ伯爵に励まされ、自分も飛行機の設計家になることを志す。青年になった二郎は東京帝国大学で飛行機の設計を学び、関東大震災が発生した際に乗車していた汽車の中で偶然出逢った少女・菜穂子と彼女の女中である絹を助ける。
東京帝国大学を卒業した二郎は飛行機の開発会社「三菱」に就職する。仕事に打ち込んだ彼は入社5年目にして海軍の戦闘機開発のチーフに大抜擢されるが、完成した飛行機は空中分解してしまう。飛行機開発において初の挫折を経験し意気消沈した二郎は避暑地のホテルで休養を取り、そこで思いかけずに菜穂子と再会する。元気を取り戻した二郎は菜穂子との仲を急速に深めて結婚を申し込む。菜穂子は自分が結核であることを告白したが、二郎は病気が治るまで待つことを約束して二人は婚約する。
しかし菜穂子の病状は悪化する。菜穂子は二郎とともに生き続けることを願い、人里離れた病院に入院する。二郎は菜穂子に付き添って看病したかったが、飛行機の開発を捨てるわけにはいかず、そのまま菜穂子と結婚して毎日を大切に生きることを決意する。二人の決意を知った二郎の上司・黒川の離れに間借りして、二人は結婚生活を送りはじめる。しかし菜穂子は日増しに弱っていく。飛行機が完成して試験飛行が行われる日の朝、菜穂子は二郎を見送ると、置き手紙を残して密やかに二郎の元を去り、結核療養所に戻る。
ふたたび夢に現れたカプローニ伯爵は、二郎が作った飛行機を褒め称えるが、二郎は自分の飛行機が一機も戻ることはなかったと打ちひしがれる。しかし同じ夢の中で再会した菜穂子から「生きて」と語りかけられる。

受賞
アニメーション映画部門
第34回ボストン映画批評家協会賞
第79回ニューヨーク映画批評家協会賞
第18回サンディエゴ映画批評家協会賞
第85回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
第17回トロント映画批評家協会賞
第37回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞

個人部門
第41回アニー賞脚本賞(宮崎駿)
第37回日本アカデミー賞最優秀音楽賞(久石譲)

その他
第68回毎日映画コンクールTSUTAYA映画ファン賞(日本映画部門)
第87回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テン 第7位
第87回キネマ旬報読者選出 日本映画ベスト・テン 第5位
2013年度日本映画ペンクラブ 選定ベスト5 第3位
                        など

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