「樅ノ木は残った」(著・山本 周五郎 )

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江戸時代前期に仙台藩伊達家で起こったお家騒動「伊達騒動」を題材に、従来は悪人とされてきた原田甲斐(原田宗輔)を主人公とし、江戸幕府による取り潰しから藩を守るために尽力した忠臣として描く、山本周五郎の歴史小説です。
新潮文庫版で上・中・下の三巻でした。
先日、ドラマ化されたのを観たのですが、今いち、良くわからなくて、原作を読んでみようと。。。。。
ドラマでは描かれていなかったものがあり、ちょっと納得して読み終わりました。

が、ボケてきている頭では、登場人物の呼び名が違って登場することもあり、ただ単に覚えていなかったり、忘れたりで、
せめて5年前に、いいえ3年前でもいいですが、もう少し前に読んでおけばよかったと思いました。

が、穏やかな、秘めた原田甲斐の思いが、痛々しいのですが、その信念と温かさに惹かれるものがありました。

で、孤独な闘い。。。。。

そして取り巻く人たち。。。。。。

いろいろな思いが、そのままで。。。。。
なんという人生だろうと思います。ほとんど史実化してしまった私です(^^ゞ。

ま、伊達騒動は歴史的事実で、登場人物も実在してたわけですが、幾つかの話があり、残ったものもあるでしょうが、事実とも言えないのに、作られた話なのに。。。。事実のように思いがちな危険性を持つ歴史小説です。が、そんな危険性の中にどっぷり入りこんで しまう歴史小説が好きです(^^ゞ。
史実も入ってきますし。。。。。

で、読み終わって思ったのは、
事件後に原田家は責任を取る形で、息子に孫、養子に出された者や乳幼児を含め全員切腹、斬首になっているんです。
そこまでする? 女性陣は他家お預けですが、一家は断絶となったわけです。

で、そこまで掛けて、お家第一で、原田甲斐は自分で決断して行ったからいいですが、連座で死ななければならなかった息子や孫は、どんな思いで死んでいったのだろうと思います。孫は何もわからない乳幼児で、息子たちはまだ若いです。
その人生を奪う権利は、原田甲斐にはないと思うのですが。。。。。。

ま、それまでにも犠牲になった人たちもいますし、已むに已まない思いも理解できますが。。。。。

で、女性陣は生き残ったわけですが、女を侮るんじゃない!なんても思いました(^^ゞ。

で、原田甲斐さん、今は犠牲になって闘った人と人々に思われるようになりました。良かったですね。お疲れさまでした。本当にご苦労様でした。と、思いました。

ちょっと長めの全三巻のお話でしたが、読み終わるのにも時間がかかりましたが、結果的に楽しんだ長い時間でした。

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