「逃亡者」(ヘンリー・フォンダ主演映画)

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ヘンリー・フォンダがどんな逃亡者? ヘンリー・フォンダ主演で監督がジョン・フォードなら~、原作が「第三の男」を書いた人~と、そんな単純な思いで観たのですが、思わぬ話で。
キリストと重なる感じで。。。。。
新政府によってカトリック追放が叫ばれていた30年代のメキシコが舞台で、逃亡中の神父が国外脱出を目前にして捕らえられてしまうのですが。。。。その過程での神父として、人間としての葛藤と逃亡で、マグダラのマリアに相当する女性マリア・ドロレスが出てきて、彼を助けようとします。
ユダのように彼を売る裏切り者もいます。
私はクリスチャンではありませんし、聖書もよく知らないのでわかりませんが、ほかにも聖書に登場する人物を想起させるキャラクターがいるようです。

これは聖書に出てくる人かどうかわかりませんが、殺人と窃盗でお尋ね者のグリンゴが彼を命がけで助けようとします。
撃たれた彼の死に際にグリンゴのもとに行って捕まってしまうのですが。。。。。

そう、彼は葛藤しますが、ずっと神父で、最後まで神父だったわけで、

ラストの思いもまた。。。。。。

映像も美しく、神秘的です。モノクロですが、だからこその良さがありました。
カメラマンは、メキシコの名カメラマンなのだそうです。

で、これは、サスペンス・ドラマなのだそうです。 そうなのですが。。。。。確かにドキドキ、ハラハラするシーンが何度かあります。 が、神父の葛藤のお話で、宗教の迫害で逃亡しようとする神父のお話のようにしか思えなかったです。

原作はグレアム・グリーン( 1904年10月2日 - 1991年4月3日イギリスの小説家) の『迷路のような道』で、「第三の男」の10年前に書かれています。
「第三の男」、映画、面白かったです。


で、処刑された直後、教会で多くの信者たちが祈っているのですが、突然ドアが開いて、新任の神父が。。。。まるでキリストの復活のようでした。そのセラ神父はメル・ファーラーとか。。。。顔は見えません。外からの光で。


複雑な思いで観終わりました。 二回目はじっくり味わって観たいなと思いました。


原題:The Fugitive
製作:1947年/モノクロ
時間: 100 分

監督:ジョン・フォード
製作:メリアン・C・クーパー、ジョン・フォード
脚本:ダドリー・ニコルズ
撮影:ガブリエル・フィゲロア
音楽:リチャード・ヘイグマン

出演
神父:ヘンリー・フォンダ
ウォード・ボンド
マリア:ドロレス・デル・リオ
軍警副官:ペドロ・アルメンダリス
レオ・キャリロ

(「キネマ旬報社」データベースより)
ジョン・フォード監督が名カメラマン、ガブリエル・フィゲロアと組んだ異色の犯罪ドラマ。1930年代。メキシコでは新政府によってカトリックを追放する政策が執られていた。そんな中、ひとりの司祭が国外脱出を試みるが…。


<受賞>
第9回ヴェネツィア国際映画祭
受賞:国際賞 - ジョン・フォード
受賞:国際カトリック映画事務局賞 1948年ヴェネチア国際映画祭 国際賞/国際カトリック映画事務局賞

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