「青年の椅子」(映画)

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1962年の、源氏鶏太 原作のサラリーマンものの、石原裕次郎主演の映画です。
芦川いづみ共演で、この時期の共演女優は彼女が多いようです。
で、水谷八重子(二代目)も共演で当時は水谷 良重でしたが、1995年にお母さんの跡を継いで2代目を襲名。新派を代表する女優ですが、当時は歌ったり踊ったりもする女優で、TVにもよく出ていたように思います。五社協定があった時代にフリーだったのだそうです。

で、この映画、面白かったです(^-^)。 凝った感じはなく、単純なのですが、爽やかにスッキリと気分よく!という感じでした。

源氏鶏太 原作の映画の中での石原裕次郎は爽やかですが、これは特に!という感じがしました。単に私がそう思うだけですが(^^ゞ。

で、それぞれの俳優さんたちが、今までの役のキャラクターに沿った役で、でも、それぞれがさすがにベテランで、ますます生き生きとしていて、とても良かったです。

宇野重吉、好きですが、やはりいいな~と思いました。二人でビールを飲むシーンは、松竹梅のCMを思い出してしまいました(^^ゞ。
宇野重吉と石原裕次郎の松竹梅のCM、好きでした。この映画では上司と部下の役で、裕次郎は営業部長の宇野重吉が大好きで、その宇野重吉が陥れられようとしているのを何とかしたいと活躍するのですが、「部長が好きです!」とはっきり言うシーンが、なんとも好きです。
言う裕次郎も、言われる宇野重吉もカワイイ!

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東野英治郎 はワンマンで、豪快で、
芦田伸介 は分別のある、落ち着いた紳士で、
悪役の親玉は滝沢修で、
藤村有弘 は滝沢修に媚びをうりながら、
ただ意外だったのは、芦川いづみの婚約者だったことです。これは似合わないな~と思ってしまいました(^^ゞ。彼女から「婚約を解消します」というメモを渡されてしまうのですが。彼女の思いは、当然裕次郎へ~です。
で、悪役のもう一人が高橋昌也でした。で、彼は水谷八重子と結婚しようとするのですが。。。彼女の思いもまた裕次郎へ。ただただ彼女に嫌われる役でした。

もう一人意外だったのは、山田吾一 でした。会社への思いも一途な、爽やかな青年でした。若いころはこんな役をしていたのですね。知りませんでした。初めてみた爽やか青年役の山田吾一でした。

で、爽やかな石原裕次郎が嬉しかったのですが、劇中、しっとりと「五木の子守唄」を歌っていて、それがとても素敵でした。
アルバムの中に入っていて聴いていた「五木の子守唄」よりもしっとりとした歌い方でした。

で、源氏鶏太 のサラリーマンものも、石坂洋次郎の青春ものも、女性が強く、言いたいことを言いますし、虐げられる女性像がないように思います。
ここでもそうでした。 実際は、この頃は、そんな女性は少なかったように思うのですが、こんな女性が理想的だったのでしょうか?
多くの女性がどちらかというと静かで、理屈をいうと「女は理屈を言うな」と言われていたような気がします。そんな時代だったような。。。。
都会の女性たちはそうだったのでしょうか?

ま、映画なので、面白ければいいので、私が観た源氏鶏太 原作のサラリーマンものの石原裕次郎主演映画の中では、一番楽しく観ました。

製作年 1962年
上映時間 93分 カラー

スタッフ
企画 水の江瀧子
原作 源氏鶏太
脚色 松浦健郎
監督 西河克己
撮影 岩佐一泉
音楽 池田正義

キャスト
高坂虎彦 石原裕次郎
伊関十三子 芦川いづみ
矢部美沙子 二代目水谷八重子
木瀬恒夫 山田吾一
湯浅 宇野重吉
畑田元十郎 東野英治郎
菱山 滝沢修
田崎 高橋昌也
岡谷友吉 谷村昌彦
大崎春夫 藤村有弘
矢部社長 小川虎之助
日東電機工業社長 大森義夫
日東電機工業常務 芦田伸介
岡谷弘子 三崎千恵子
涼子 安田千永子
久子 楠侑子  
料亭の女将 宮城千賀子
バア「エックス」のマダム 武智豊子

ストーリー
源氏鶏太の人気小説を映画化。熱血社員・高坂は、営業部長を失脚させて会社を乗っ取る計画があることを知り、取引先の社長とともに社を守ろうと奔走する。-- 内容(「VIDEO INSIDER JAPAN」データベースより)

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