「遊び奉行 軍鶏侍外伝」(著・野口 卓 )

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軍鶏侍シリーズ一巻目の、藩の政争に巻き込まれた岩倉源太夫ですが、陰で活躍した藩主の腹違いのお兄さん、九頭目一亀のお話です。
岩倉源太夫よりいっぱい活躍した九頭目一亀で、知恵と行動力と、そして家族思いの温かい一亀です。カッコいい生き方の、カッコいい男の一亀です。
大人びているので、ぐんと大人なのかと思ったら、父親の藩主から密命をおびて園瀬にやってきたときは17歳。
で、その後三年、五年と経ちますが、それでも二十代。そんな若い九頭目一亀だったんだと、読み終えて驚いています。
話の中で年齢は出てくるのですが、いまいちピンと来ていなくて、三十代のような気がして。。。

で、これほど、主人公が活躍する野口 卓著の本は、私、初めてです。一冊丸ごと活躍しています。
<手蹟指南所「薫風堂」シリーズ>も<よろず相談屋繁盛記シリーズ>も<軍鶏侍シリーズ>も主人公は活躍しますが、いつのまにやら、本人が、他の人が~というのがけっこうあって、主人公の活躍は程々でした。

仕組まれた切ない恋や、決められた結婚でも妻に思いを持つ一亀でもあり、藩を糺すために身を落としながらも活躍する一亀で、楽しく読みました。
新・軍鶏侍シリーズでも出てくるでしょうか。妻らしくなった美砂とともに、また登場して欲しいです。
本当に<軍鶏侍シリーズ>は不思議です。主人公の岩倉源太夫より登場して欲しいと思う人がいっぱいです。
こんな小説は初めてです。で、けっして源太夫がいなくていいというわけはありませんが、それが楽しいです。そんなシリーズです。
ちょっとハマりかけているかも(^^ゞ。
で、この外伝も楽しかったですし、嬉しかったです。

内容(「BOOK」データベースより)
「遊び奉行」とは、禄高の割に月に一日の勤めでよいことから裁許奉行に付けられた別称である。藩主の長男ながら側室の子ゆえに、家老家に婿入りした九頭目一亀は、武士には禁じられている園瀬の盆踊りを踊った罪で、その暇な奉行に降格させられた。愚兄と誹られた振る舞いだったが、その陰には乱れた藩政を糺すための遠大な策略が!清冽で痛快な傑作時代小説。

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