「霖雨」(著・葉室麟)

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天領の豊後日田で、私塾・咸宜園(かんぎえん)を主宰する広瀬淡窓(たんそう)と、家業を継いだ弟・久兵衛のお話で、実在の人物だそうです。
大塩平八郎の乱が入ってきます。そういう時代のお話で、
理想を持って生きる主人公とその弟で、権力の横暴に耐えながらも、理想の生き方をしようと、それを貫きます。
それが可能だったのだなと思います。
が、今まで読んだ葉室作品とはちょっと違うかなと思います。
が、その違いは。。。良く分かりません。
ただ、この「霖雨」は、主人公に迷いがあります。そこかなとも思うのですが。。。
が、周りに受け入れてもらえなくても信念を通す凛とした生き方は同じで。。。。。
あ、静かに進めていくのが違うように思います。
が、それだけでもないような。。。。。。

なので、ワクワクする感じがしないで読み終わりました。が、ハラハラはします。

で、価値観の違いに善悪はつけられなくて、その良さ、思いがそれぞれあるということでしょうか。
単に横暴だった権力者を批判していなくて、大塩平八郎にも理解を示しています。
そして、どこまでも逃げずに受け入れていくことの大切さというか大きさでしょうか、そういうこと言ってるように思います。
そういう考え方がいいなと思いますし、そんな話が面白かったです。

で、ここでも、先を見通して、幕府の中に、ここにも将来の日本を考えた人たちがいたということが嬉しかったです。

で、漢詩が多いです。詩は好きですが、漢詩は苦手です。和歌や俳句の方が馴染みやすいですし、理解しやすいですし(^-^;。
あはっ、芸術とかけ離れたところにいる私なので、いっぱい漢詩を出されても~という感じがありました(^^ゞ。

<時代の大きなうねりの中で、権力の横暴に耐え、清冽な生き方を貫こうとする広瀬兄弟>というのに引かれて読み始めましたが、余り盛り上がれなかったです。
静かな主人公兄弟で、激しない人たちで、立場をわきまえながら、耐えるべきところは耐えながら、熟慮しながら進めていくので、ジュクジュクと考えながら読んでしまいました(^^ゞ。でも、大切なことだなと思います。
これから生きていくには特に。 この時代とは違う難しさがある現代だなと思うので。


内容(「BOOK」データベースより)
天領の豊後日田で、私塾・咸宜園を主宰する広瀬淡窓と、家業を継いだ弟・久兵衛。画期的な教育方針を打ち出す淡窓へも、商人としてひたむきに生きる久兵衛へも、お上の執拗な嫌がらせが続く。大塩平八郎の乱が起きるなど、時代の大きなうねりの中で、権力の横暴に耐え、清冽な生き方を貫こうとする広瀬兄弟。理不尽なことが身に降りかかろうとも、諦めず、凛として生きることの大切さを切々と訴えた歴史長編。

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