「許されざる者」(映画)

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オードリー・ヘプバーンとバート・ランカスター主演の、1960年の映画です。
監督は、ジョン・ヒューストンです。
で、ジョン・ヒューストンがこの仕事を引き受けたのは、キャストが気に入ったのと、休暇を過ごしていた家族の場所に近かったことだったそうで、後年自伝で「自分の作品で嫌いなのは『許されざる者』だけだ。全体のトーンが大袈裟で肥大しすぎている。登場人物がみな実物大以上だ」と述べているのだそうです。
「私は人種的不寛容の物語に、共同社会のモラリティの実態に対する批評にしたかった。しかし彼ら(ユナイテッド・アーティスツとバート・ランカスター)が望んでいたのは大活劇映画だった」ということらしいです。

で、オードリー・ヘプバーンは撮影中(1959年)落馬して脊椎を骨折し、さらに当時妊娠していたヘプバーンは撮影中は大丈夫だとお医者さんに言われていたものの、撮影終了後に二度目の流産をしたそうです。なんとも気の毒な。。。。。。

いろいろ大変だった作品なのですね。
この映画、日本では評価が高く、大ヒットし、1960年度の配給収入第5位に入っているそうです。
私は、 オーディ・マーフィが目当てだったのですが(^^ゞ。

この映画でのオーディ・マーフィは余り好きではないです。バート・ランカスターが演じるベンの弟の役で、ちょっと短気で荒々しいです。
オーディ・マーフィが演じてきた役では珍しいキャラだと思います。髭もつけていますし、いつものオーディ・マーフィとは違うオーディ・マーフィでした。が、別にそれはいいのですが、余り輝いていませんでした。役柄上しかたがない?私としてはさみしかったです(^^ゞ。
で、登場は遅いし、途中で家を出てしまうので、出演シーンも減りましたし(^^ゞ、演技がわざとらしく思えるところも、大げさだと思うシーンもありました。
ま、いつもと違うオーディ・マーフィを観れて~という楽しさがあり、良かったと思うのがいいかなとも思います。
髭をつけたオーディ・マーフィ、ちょっと可愛くもありましたし(^^ゞ。

映画としてはどうなのでしょう。私はそれほど楽しめなかったのですが。

思いっきりの、いつものネタバレですが、
白人とインディアンの殺し合いが。。。。。
白人が多くのインディアンをただ殺したと。。。。そこにいたインディアンの赤ちゃんを連れてきて、自分の子として育て、
その子のお兄さんが妹を探しに来ますが、話を受け付けず拒否するベン(バート・ランカスター)で、闘いに突入します。

多くのインディアンが攻めてきます。家に閉じこもって戦うベンたちで。。。。。
で、場を外したベン達のいない僅かの時間に、その赤ちゃんが大きくなった娘が、
家に入ってきて<あ、妹だ!>と言葉なく、感動しているインディアンの実の兄を殺してしまいます。
その彼の顔で、彼女は彼が兄だとわかって撃ったようなんです。ん~、何それ?って思いました。

その娘が、オードリー・ヘプバーンでインディアンの娘なのですが、オードリー・ヘプバーンの西部劇はこの映画だけだそうで、ファンにとっては貴重な映画なのかと思います。で、とても美しかったです。どの作品より美しいオードリー・ヘプバーンだなと思いました。
インディアンの娘だからか黒いですが、それもまた美しさを増しているように思いました。

ベンと彼女は結局は愛し合っていて、だから、ただ妹を探し、会わせて欲しいというインディアンと闘った? 彼女を奪われると思った?
<簡単に殺し合う白人とインディアン>という感じが、雑な感じがしました。

で、自分が親を殺して連れてきた人たちに育てられたと知った彼女が、彼女の苦悩が。。。。。描き方がどうも、今一つ。。。。何かが足りないように思ったのですが。。。。。

ただ殺されるインディアンたち。。。。。
インディアンを嫌う人たちの言葉より、その方が何とも嫌だな~と思いました。
ジョン・ヒューストンの言う<人種的不寛容の物語に、共同社会のモラリティの実態に対する批評にしたかった>ということの一つなのでしょうか。

大きな空と景色の中のラスト・シーンは美しく、ステキで、彼らは幸せに生きていくのかなという感じなのですが、
彼女は平気? 血の繋がったお兄さんやインディアンたちがいっぱい殺されたわけです。ハッピー・エンドなのかな?と疑問を持ちましたが、美しいラスト・シーンにもっていかれもしました(^^ゞ。

で、バート・ランカスター、それなりに素敵ですが、彼の強烈な、いつもの存在感はなかったように思うのですが。。。。。

で、人のいい青年役だった ダグ・マクルーアが懐かしいな、顔をみれて嬉しいなと、
ジョン・サクソンは若い頃素敵だったんだと、実のインディアンのお兄さん、カイオワ族インディアンの首領ロスト・バードも素敵だったなと、
オーディ・マーフィが出ているということで気になっていたので観れて良かったなと、そんなところは、しっかり楽しみました(^^ゞ。


原題 The Unforgiven
製作年 1960年
上映時間 122分

監督ジョン・ヒューストン
脚本ベン・マドー
製作ジェームズ・ヒル
音楽ディミトリ・ティオムキン
撮影フランツ・プラナー

キャスト
ベン・ザカリー - バート・ランカスター
レイチェル・ザカリー - オードリー・ヘプバーン
キャッシュ・ザカリー - オーディ・マーフィ
アンディ・ザカリー - ダグ・マクルーア
マティルダ・ザカリー - リリアン・ギッシュ
ジョニー - ジョン・サクソン
ゼブ ・ローリンズ- チャールズ・ビックフォード

ストーリー
長男でベンの下、平和に牧場を営むザカリー一家。美しく成長した養女のレーチェルは近くの牧場の長男チャーリーと婚約していた。ところが、不気味な老人がレーチェルにはインディアンの血が流れているという悪い噂を広めだす。やがてカイオワ族の酋長がベンの前に現れ、幼い時に別れた妹を返せと迫る。要求を拒絶するベン。だが、婚約者チャーリーがカイオワ族に惨殺され、ザカリー一家は孤立。果たして一家の運命は・・・。

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この記事へのコメント

まるぐりっと
2020年01月12日 23:33
tosileoさん、こんばんは(^o^)

この映画はTV放映で2回見ました(^^)v オードリー・
ヘプパーンのファンですし 面白くて手に汗を握りながら
見ましたが、昔の映画だから仕方ないと言っても、カンタン
に殺し合う映画を撮る時代だったのですね。
もっと後の映画で先住民に対して凄まじい殺戮のシーンの映画・・(^_^;)私と同年代の女優が出ていた・・(^_^;) 題が出
てきませんが(^_^;)、その映画を最後に(かどうかはっきりしま
せんが)先住民虐殺の映画は殆ど無くなったのではないでしょうか。 曖昧コメントですみませんm(__)m

*PCが老体でサクサク動かず近々買い換えますので、暫くお便りできないかもですが又拝見出来る日を楽しみにしています(^o^)
tosileo
2020年01月13日 04:14
まるぐりっとさん、こんばんは(^-^)。

オードリー・ヘプパーンのファンでいらっしゃいましたか。私は彼女の映画は余り観ていなくて、最近ボチボチですが、人気が高かったのが肯けるなと思う近年です。

そうですね、インディアンを殺しまくる西部劇が人気があったかもしれませんね。白人が善で、インディアンが悪というのが多かったように思います。
で、襲ってくるインディアンの数がすごいですね。果てしなく襲ってくる怖さがあり、この映画でもそんな迫力がありました。
ま、時代なのでしょうね。今はそんな映画を作ったら、滅茶苦茶な言われ方をするでしょうね。

PCの状態が悪いのはイヤですね。私も買い替えました。使いやすいPCで、早く楽しめるようになるといいですね。適当に更新しながらお待ちしています(^-^)。
寒い折、お体に気を付けてお過ごしください。

オンリー・ザ・ロンリー
2020年01月13日 21:56
すっかりご無沙汰しております。
遅くなりました。
2020 謹賀新年
今年も宜しくお願い申し上げます。
ひょっとしてこの西部劇ではないでしょうか?。

http://motolovelyboy.hatenadiary.jp/entry/2019/03/22/215200
まるぐりっと
2020年01月13日 23:00
tosileoさん、こんばんは(^^)
大変使いやすくシンプルなPCでサクサク疾走してくれますので
助かります。

さすが博覧強記のオンリーさん、有難うございます
そうです、ソルジャーブルーです!キャンディス・バーゲンで
した! 
tosileo
2020年01月14日 01:33
オンリー・ザ・ロンリーさん、こちらこそご無沙汰しております。お元気そうで何よりです。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

さすがオンリー・ザ・ロンリーさんですね。「ソルジャー・ブルー」は観ていません。そういう映画だったのですか。映画のことはオンリー・ザ・ロンリーさん!ですね。あ、歌もですね。本当にすごいなと思います。
tosileo
2020年01月14日 01:40
まるぐりっとさん、さっそくで、快調で何よりです(^○^)。私はこのPCに今でも馴染めません(^^;)。楽しまれてください(^-^)。

で、「ソルジャー・ブルー」もわかってスッキリですね(^-^)。