「絞殺魔」(映画)

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ヘンリー・フォンダが検事役で、ジョージ・ケネディが刑事役で、犯人をトニー・カーティスが演じているサスペンス映画ということで観た1968年のアメリカ映画です。
1962年に実際に起きたボストン絞殺魔事件の映画化で、<連続女性絞殺事件の発端から捜査、犯人逮捕、尋問までをR・フライシャーがリアルなセミ・ドキュメンタリー・タッチで描き通した犯罪映画の秀作。>ということですが、私は余り面白いとは思えずに観終わりました。

前半はサスペンスとして面白い感じで展開しますが、後半は犯人が二重人格ということで、それも犯行を行ったときの記憶をもっていないということで、ただ話をしながら記憶を戻させようとするだけで、期待外れという感じでした。

検事役のヘンリー・フォンダが演じるボトムリーは、前半は上司にこの事件の担当を命じられますが即刻断ったり、先祖からの頑固の自分の欠点だと言ったり、ユニークな学者肌だったりして、かと思えば直感が働いたり、逃げようとする容疑者を抑えて殴ったりと、いろいろで興味深かったのですが。。。後半は犯人と向き合いながらただ自白を引き出すだけで、魅力的な人間に見えなかったのが残念です。

で、刑事役のジョージ・ケネディ、せっかく渋くていいのに、それだけで終わっていて。。。。。そんだけ~?!と思いました。

トニー・カーティスは自分からこの役をやりたがったそうです。今までの役とはガラッと違う役でしたが、そのことに違和感はありませんでした。そういうところはさすがだと思います。
彼が演じるデサルヴォは余り表情がなく、奥さんと娘がいる家庭でも仕事場でも殺人を犯すときもです。
で、人格が変わる時も変化なく変わります。トニー・カーティスは好きな俳優ではありませんが(^^ゞ、でも微妙な感じを演じていてさすがだなと思います。
本当に後半、覚えのない自分を見てから変わります。が、何か物足りないです。

で、そこで、映画も終わってしまいます。 <何、そこで終わるの?>です。 途中で、解決を前に放り出された気分です。
ま、彼がやったということが、はっきりしたということなのでしょうが。。。。でも、やはりそこで終わる?です。

監督の代表作らしいですが、この三人を使ってこれ?というのが、私の思いです。
<セミ・ドキュメンタリー・タッチで描き通した>ということですが、これも中途半端に思えてしまいました。

物的証拠もなく、二重人格者の自白だけを求めるというのも。。。。。
サスペンスとしては物的証拠を見つけながら犯人を追い詰めていくのが面白いので。。。って、<ボストン絞殺魔事件>自体がそうらしいので仕方がないのでしょうが。。。

スッキリしない感じです。

で、<ボストン絞殺魔事件>、実際はこれで終わらないようです。デザルボはグリーンマン事件(1964年から約9か月間にわたり、マサチューセッツ州を含む広範囲で起きた約300件の連続婦女暴行事件)の犯人として終身刑が宣告されたそうですが、この事件では刑を受けていません。いろいろあるようです。(https://ja.wikipedia.org/wiki/ボストン絞殺魔事件)
調べてしまいました(^^ゞ。

で、劇中、ケネディ大統領の葬儀が出てきます。最後の殺人が国葬の日で、デサルヴォは葬儀の模様をTVで観てから出掛けます。
で、<国葬の日に>という言葉が何度か出てきます。ケネディ・ファンの私はピキリ!とアンテナにきました(^^ゞ。
ケネディ大統領は出てきません。残念です(^^ゞ。

ま、期待通りとはいきませんでしたが、<ボストン絞殺魔事件>を知り、ヘンリー・フォンダの映画をまた一本観たという感じです。

原題 The Boston Strangler
製作年 1968年
上映時間 116分

監督 リチャード・フライシャー
脚本 エドワード・アンハルト
原作 ジェロルド・フランク
製作 ロバート・フライヤー

キャスト
アルバート・デサルヴォ:トニー・カーティス
ジョン・S・ボトムリー:ヘンリー・フォンダ
フィル・ディナターレ:ジョージ・ケネディ
ジュリアン・ソシュニック:マイク・ケリン
テレンス・ハントレイ:ハード・ハットフィールド
フランク・マッカーフィ:マーレイ・ハミルトン
ダイアン・クラニー:サリー・ケラーマン

<ストーリー>
1962年、ボストン。一人暮らしの老女が襲われて絞殺される事件が連続する。市警察のディナターレらは町中の異常性欲者を尋問・検挙するが成果は上がらず、犠牲者は増えるばかり。しかも7番目以後の犠牲者はうって変わって若い女性ばかりとなり、ボストン市民は恐怖のどん底に突き落とされる。州検事局は特別捜査本部を設けて検事総長補佐のボトムリーに捜査に当たらせることにするが……。

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