『「小さき闘い」より 敗れざるもの』(映画)

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石原プロモーション製作の、石原裕次郎主演の、1964年の映画ですが、原作は、石原慎太郎の「小さき闘い」で、
暗い過去を持つ自家用運転手と脳腫瘍に犯された主家の少年の、心の触れあいと命の尊さを描いたドラマです。
少年を小倉一郎が演じていて、とても可愛かったです。時の流れを感じます。
あとは大人なので、それなりに年を重ねていますが、で、裕次郎をはじめ亡くなっている方も多いですが、
子役が大人になり、老人に分類される年齢になっているのが、一番インパクトがあるように思います(^^ゞ。

で、この先品は、同年に<裕次郎初のテレビドラマ主演作>として話題になったそうで。全然知りませんでした(^^;)。
その頃、私はカンツォーネに夢中だったかも(^-^;。で、それにアラン・ドロンも加わった時期かも(^^ゞ。「危険がいっぱい」を観に行った記憶があります。
で、東京オリンピックの年でもあって。。。抜けた理由は、その辺かなと思います(^-^;。

なんにしても、勿体ないことをしました。石原裕次郎をドラマで観たのは「太陽にほえろ」でした(^-^;。1972年だそうで。

で、昭和39年度芸術祭参加作品だそうですが、
松尾昭典監督は、「裕ちゃん映画で一番お客さんが入らん映画やわ」と、
裕次郎が亡くなった後、石原慎太郎が「弟の映画のなかで一番好きな映画」と言っていたそうです。
石原裕次郎は、どう思っていたのかなと思います。
裕次郎主演の映画で、芸術祭参加作品というのは他にもあり、アクションが入っていない、恋愛が入っていない映画もあったように思います。
29歳の時の映画だそうです。

で、それぞれが大変な思いをしているのに、誰も弱音を吐きません。
少年は中学生ですが、看護婦さんが話しているのを聞いてしまい、治らないこと、どうなっていくかを聞いてしまうんです。
ちょっと苦しみますが、まもなくきちんと向き合います。
劇中で裕次郎が言います。「坊ちゃんは偉い」と。「大人も出来ないことだ」と。

で、その前に裕次郎は医者が話しているのを聞いてショックを受けていました。
少年から話を聞いた彼は、病院に行き、彼に話した看護婦に詰め寄ります。そして話していた医者にも。「余命が少ない患者、もうダメだとわかっていて、何度も手術しようとするなんて?!」と。
すると医者が何をいうのだろうと思ったら、
「死ぬとわかっていたら助けないのか?」と。「目の前で苦しんでいるのに、放っておくのか?だめでもなんとかしようと思わないのか!出来るだけのことをしようと思わないのか?!」と。 それが医者なんだと。。。なるほど~と思いました。それが医者の考え方かと。そういうことなのかと。

この二点が一番残っています。

で、それほど盛り上がるものもないのですが、観終わってもこの二人が消えません。引きずっています(^^ゞ。
裕次郎映画の中で記憶に残る映画になるかもしれません。


制作年/1964
制作/ 水之江滝子、原プロモーション
配給/日活
時間/95分

監督 松尾昭典
原作 石原慎太郎
脚本 山中恒
撮影 横山實
音楽 黛敏郎

出演
石原裕次郎ー橋本鉄哉
十朱幸代ー高村浩子
小倉一郎-高村俊夫
宇佐美淳也ー高村圭吾
三宅邦子ー高村和子
山形勲ー沖山
圭吾ー宇佐美淳也
塩見ー清水将夫
木崎ー大坂志郎

ストーリー
高村家のお抱え運転手、橋本鉄哉が、その家の息子・俊夫の異変に気付いたとき、俊夫は梯子から足をはずし落ちてしまう。
医者が呼ばれ。。。検査の結果、脳腫瘍とわかり手術をしますが。。。。

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