「鬼神の如く: 黒田叛臣伝 」(著・葉室麟)

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福岡藩の第2代藩主・黒田忠之と対立し、江戸幕府に「忠之に謀反の疑いがある」と訴え、
幕府による裁決の結果、「栗山大膳は乱心した」ということで、栗山大膳を陸奥国盛岡藩預かりとし、黒田氏は改易を免れたという、
この一連のお家騒動、黒田騒動のお話で、
家老の栗山大膳の闘いぶりが描かれています。

第2代藩主とは、黒田長政が初代なのですね(^-^;。官兵衛さんかと思っていました(^-^;。黒田忠之さんは、黒田官兵衛さんの孫になるわけです。
その黒田忠之さんと、家老の栗山大膳さんなのですが、
大膳さんにかなわない藩主の忠之さんで、幕府から狙われている藩を守ろうとする栗山大膳さんで、
周りも幕府も振り回したり、騙したりの知恵者の大膳さんです。

その大膳さんに、腹を立てる藩主の忠之さんで、そのやり取りが面白いです。ときに笑っちゃいます。
反発し合う二人ですが、相手のことを一番わかっているようです。嫌いじゃないようです。

杖術を使う師弟が出てきますが、大膳のために働きますが、
特に弟子の兄妹は、主人公かと間違ってしまいそうなくらい登場します。
が、妹はキリシタンで、天草四郎と関わってきます。はじめは大膳さんの指示でキリシタンに近付くのですが、
天草四郎を助けます。天草四郎の言葉で、死ぬのは神のもとにいくのだから幸せだと、信者や子供たちが殺されるのも、神のもとにいくのだからいいのだと。。。。
私はクリスチャンでなくて良かったと思いました(^^ゞ。その話は、この話に必要なのかと思ってしまいました(^^ゞ。

が、黒田藩をつぶすのは、将軍家光が、キリスト教の宣教師がたくさん入ってくるのを防ぐために、ルソン(ルソンから入ってくるという)を攻めようとしていて、それには浪人を増やして、彼らを使って戦わせようと、そのために黒田藩を~というので、
キリシタンと関係はしているのですが。。。。

で、

で、彼らの師匠は宮本武蔵と闘います。これがまた、因縁の二人で。

あ、柳生宗矩と十兵衛親子も出てきて、大膳さんと争います。

栗山大膳さんも藩主の黒田忠之さんも、柳生宗矩と十兵衛親子も宮本武蔵も天草四郎も、歴史上の実在人物で、
黒田騒動も歴史上の出来事で、実際の人物と出来事と、架空の話が一緒になっていて、
戸惑います(^^ゞ。

で、ここで描かれている栗山大膳さんは知恵者であり、肝も太く、信念を通す人で、頼りになる人で、でも、粋でもあり、優しさもあり、
とても魅力的な人です。

なにか、ゴチャゴチャになってしまった私です(^^;)。

落ち着くと、栗山大膳さんが、藩を守るために闘ったのだと、ポッと浮き上がります。
読後、そんな状況になった本でした。ひょっとしたら初めての体験かも(^^ゞ。



内容(「BOOK」データベースより)
「わが主君に謀反の疑いあり」。筑前黒田藩家老・栗山大膳は、自藩が幕府の大名家取り潰しの標的となったことを悟りながら、あえて主君の黒田忠之を幕府に訴え出た。九州の覇権を求める細川家、海外出兵を目指す将軍家光、そして忠之―。様々な思惑のもと、藩主に疎まれながらも鬼となり幕府と戦う大膳を狙い刺客が押し寄せる。本当の忠義とは何かを描く著者会心の歴史小説。司馬遼太郎賞受賞。

(司馬遼太郎賞とは、文芸・学芸・ジャーナリズムの分野から、創造性豊かで今後の活躍を予感させる作品なのだそうです。
いろいろな賞がありますが、知らない私です(^^;)。)

で、栗山大膳は、

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    (ウィキペディア)こんな感じの人? 

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