「はだれ雪」(著・葉室麟)

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<はだれ雪>とは、<まだらに降り積もった春の雪のこと>だそうです。
話は、忠臣蔵・赤穂浪士と重なります。
浅野内匠頭の最後の言葉を聞いた旗本・永井勘解由が、この行いが将軍、徳川綱吉の知るところとなり、機嫌を損じ、扇野藩に流罪となり、その接待・監視役に紗英が就きます。
勘解由に惹かれていく紗英ですが。。。。。赤穂浪士が事を起こせば永井勘解由は。。。。
そんな永井勘解由の元を訪れる赤穂浪士。
主君の最後の言葉を聞こうと、大石内蔵助、堀部安兵衛たちが。。。それを扇野藩藩士が。。。。永井勘解由を殺そうと。。。。

死を覚悟した武士、武士の義を重んじる生き方、
そんな勘解由に心を寄せまいとしながらも惹かれていく紗枝と、
落ち着いた、温かい、永井勘解由。いろいろと紗枝に自分のことを話していく永井勘解由。
寄り添っていく二人の姿。

大石内蔵助の思いが。。。。何とも沁みてきます。
最後の大石と瑤泉院との話は通説と違いますが、それもそのまま受け入れられる展開です。

はじめはそれ程ではなかったのですが、どんどん引き込まれていきました。
上下二巻ですが、下巻は特に一日で読んでしまいました。
ま、薄いのですが。
でも、目がつらくなってくるので、少しづつしか読めないはずなのに、
休みながらですが、それでも、久し振りに一気に読みました。

<なんとか>という、それぞれの思いが、沁みてきます。
温かいものが残ります。
何故か、きっとハッピー・エンドだと思いながら読んだのですが、そんなラストも嬉しかったです。


内容(「BOOK」データベースより)
若くして扇野藩士の後家となった紗英は、江戸から配流されてきた旗本・永井勘解由の接待役兼監視役を命じられる。この年、江戸城内で赤穂藩主浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつける事件が起きた。勘解由は浅野の切腹直前、“最後の言葉”を聞いたという。その行いが将軍綱吉の機嫌を損ね、流罪となったのだ。だがある日、浅野家国家老大石内蔵助が密かに訪ねてくる。勘解由に惹かれていた紗英は、自らの立場との間で揺れ動く―。

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この記事へのコメント

まるぐりっと
2019年08月29日 21:47
tosileoさん、「片すみで猛スピード」ですね(^o^)
大変良いことだと思います。大きなお別れがあった
方は映画、演劇、音楽等をどんどん楽しむのが良い
そうですから。
私は思い出し出しぼちぼちコメントで反応遅いで
すね(^_^;)

これは読んでないですが、「蛍草」がネット図書館に
なかったので、「あおなり道場始末記」というのを借
りましたが、エンタメ系で簡単に速く読めました。
20冊位読んでマイブームは去ってましたが、やはり
葉室麟好きだなあと思いました(*^_^*)。再度マイブーム
が来そうです。
tosileo
2019年08月29日 22:31
まるぐりっとさん、こんばんは(^-^)。
そう言っていただいて、有難うございます。
秋を感じるようになると寂しさを感じますね。はい、その分楽しませてもらいました(^-^)。

「あおなり道場始末記」も面白そうですね。私は「川あかり」とどちらを読もうと迷って、「川あかり」を次に読んでみようと思っていました。まだ葉室麟にハマるまではいっていませんが、ちょっと読んでみたい気持ちになっています。

まるぐりっとさん、マイ・ブームを楽しんで下さい(^-^)。マイ・ブーム、楽しいですよね。元気が出ますね。私はあちらこちらと飛ぶ<マイブーム>ですが(^^ゞ。

いつもコメントを入れて下さって有難うございます(^-^)。元気が出ます。一人で記録とボケ防止!と思いながら更新していますが、一緒に楽しんで下さる方がいるというのは、本当に嬉しいです。ボチボチでいいので、これからもお付き合いしていただけると嬉しいです(^-^)。