「草原の野獣」(映画)

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<時代が変わりゆくことを自覚しながらも、息子たちには自分と同じような男になってほしいと願った父の苦悩を、
『シェーン』『決断の3時10分』のヴァン・ヘフリンが演じた異色西部劇。>ということですが、
私は次男デイビー役で出ているジェームズ・ダーレンが観たくて観ました。
1958年の映画だそうですが、まだ可愛いい感じがするジェームズ・ダーレンでした。
素敵で可愛いジェームズ・ダーレンで、父親も兄も愛していますが、彼らと同じような価値観がないことで傷付いて苦しんでいます。優しく、一見弱そうですが信念を貫く強さも持っている好青年の役でした。

タブ・ハンターがお兄さん役です。プライドが高く、短気で、インディアンを見下していますが、そこは父親に似ていますが、実は優しく傷つき易い面を持っています。生きていくのが辛く、難しいタイプです。
で、弟思いです。

二人の父親をヴァン・ヘフリンが演じています。
昔ながらの開拓して牧場主になった男で、町は拳銃を持たないことになっても自分はもちろん息子たちにも持たせ、ガンの腕前はすごくて、自信にあふれた男です。
が、長男が似ていて、価値観も同じですが、父親に認めてもらいたいというか、父親を越したいというか、そんな気持ちで、自分が抑えきれずにいます。
父親はそんな長男が危ないことをしても何をしても庇います。それが悲劇を生みます。

価値観を押し付けるのは良くないと思いますが、親子の場合難しいかなと思います。
やはり親は子供に<そうであってほしい><こうであってほしい>という望みがあるので、うまく子供を尊重出来ないことがあるように思います。

特に父親と息子というのは難しいことが多いように思います。
母親と娘もいろいろありますが、それほど多くないように思います。男の方がプライドが高く、傷付きやすい?
母親と娘も同じ? 異性同士の方が気持ちを譲れる?
よくわかりませんが、難しいことに違いはないのかもしれません。

町の人たちとのことも考えさせられます。
開拓時代の仲間たちです。父親のリー・ハケットに理解をしめすものの、暴れ馬のような彼の長男には呆れ、手を焼いています。誰も父親のリー・ハケットを止められないのですが。。。保安官もズルズレと。
それがまた長男のエドの行動をエスカレートさせていきます。

一番悪いのは父親のような気がするのですが。。。
母親がいると違ったような気がしますがいません。亡くなっている?
(教会の人の話では、次男は顔が母親に似ているようですが性格も似ているのではないかと思いいます。)
とにかくエドの苦しみを理解している人がいたら良かったのに~と思いますが、やはり本人がしっかりしなければならないのでしょう。罪は本人にあるものですから。
と、切ないお話でした。

そんな中、デイビーがスー族との混血のクリー(キャスリン・グラント)に惹かれ、彼女の兄をエドが殺してしまい、
二人の仲はつらいものになりますが、インディアンを見下している父親の反対にもあいますが、
乗り越える二人が嬉しかったです。

本当に、ちょっと異色の西部劇でした。

で、DVDのジャケットがモノクロ風だったのでそうだと思って観始めたらカラーでした。
モノクロもいいですが、やはりカラーが観易い私です。

で、この映画でジェームズ・ダーレンは歌っていませんが、タブ・ハンターがバーで歌っています。

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作品データ
原題 Gunman's Walk
上映時間 97分
製作年 1958年

スタッフ
監督 フィル・カールソン
脚本 フランク・S・ニュージェント
原作 リック・ハードマン
製作 フレッド・コールマー
撮影 チャールズ・ロートン・Jr.

キャスト
バン・ヘフリン Lee_Hackett
タブ・ハンター Ed_Hackett
キャスリン・グラン トClee
ジェームズ・ダーレン Davey
バート・コンビ Paul_Chouard

ストーリー
未開の地を開拓し、大牧場主となったリー・ハケット(ヴァン・ヘフリン)には、エド(タブ・ハンター)とデイビー(ジェームズ・ダーレン)という二人の息子がいた。既に拳銃を所持することは違法とされているにも関わらず、リーは息子たちに銃を持たせ、自分のような勇敢な男に育てようとしていた。
兄のエドは、銃の腕はあるものの差別的で粗暴、弟のデイビーは争いを好まぬ心優しい青年だった。ある日二人は馬を移送するため、町に人手を探しにやってくる。そこにいたスー族との混血児ポールと他2名のインディアンを雇い入れる。ポールには美しい妹のクリー(キャスリン・グラント)がいて、デイビーは彼女に心惹かれてしまう。
移送中に美しい野生の白馬を見つけたエドとポールは争うように追っていたが、エドが進路を譲らず、ポールが崖下に落下して絶命してしまう。リーはデイビーに金を持たせクリーの元にやる。町に着いたリーたちが酒場で大盤振る舞いをしている様をシーバーツという男が抜け目なく見ていた。
クリーは、ポールを殺したとしてエドを告訴する。エドが殺人罪で起訴されそうになったところ、シーバーツが新たの証人として、エドはポールを押していなかったと証言する。
シーバーツはリーから馬10頭を譲り受け、町を出ようとするが、その中に白馬がいることを知ったエドは銃を抜いたシーバーツを撃ってしまう・・・
時代が変わりゆくことを自覚しながらも、息子たちには自分と同じような男になってほしいと願った父の苦悩を。。。。。

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この記事へのコメント

オンリー・ザ・ロンリー
2018年10月08日 00:22
こんばんは。
この作品はNHK-BSで放映されて録画してあります。
『シェーン』『決断の3時10分』のヴァン・ヘフリン、
ついでに「大空港」と異なりかなり意識の高い役柄を
見事に演じました。
今から観ますか(笑)。
実はコメント本文の文字が小さくて、誤字脱字あれば
お許しを、、。ヤマカンで入力しています。
tosileo
2018年10月08日 19:43
オンリー・ザ・ロンリーさん、こんばんは(^-^)。
BSでまた放送されるといいなと思っていましたが、未だかなわずで購入しました。ジェームズ・ダーレンとはこれからも長いお付き合いになるから良いかなと(*´▽`*)。

ヴァン・ヘフリン、「大空港」にも出ていたのですか。「大空港」、このシリーズはほとんど観たので観たと思うのですが覚えていません( ;∀;)。映画自体ぼんやり覚えているだけなので(/_;)。

ヤマカンで入力なんてすごいですね。誤字脱字なんかありません。私は老眼を掛けて確認しながらの入力ですが、誤字脱字がいっぱいです^_^;。いい加減な性格だからだと思います。こちらの方が失礼しています。こちらこそお許しを。
micchi
2019年07月17日 23:21
こんばんは。
このDVDは私も持っています。ジェームズ・ダーレンを観たくて購入しました。粗暴な兄と対照的な心優しい青年で、ほんとに可愛かったですね。映画自体もよかったと思います。いわゆる「西部劇」ではなくて、父と息子の葛藤をテーマにしていて、ストーリーに引き込まれました。

この頃(1950年代半ばから1960年代半ばにかけて)のアメリカは、若くてかっこいい俳優はこぞってレコードを出したという時代だったそうで、タブ・ハンターは”Young Love”という曲で全米1位になったことがあるからすごいです。が、歌手活動は長くありませんでした。ジェームズ・ダーレンはデビューから5本めとなるこの映画まで1度も歌ったことがありません。次作の”Gidget”で歌を披露してから歌手業もスタート。映画の中で歌うシーンも増えました。俳優業と並行して歌手としても長く活躍したので、CDやYouTubeでたくさんの歌を聴くことができて嬉しい限りです。ほんとうにうまい歌手だと思います。もちろん俳優としてもすごく素敵です。

以前、映画「ダイアモンドヘッド」の記事にコメントを書いたことがあります。記事が書かれてから10年くらい経った頃だったかもしれません。つい先頃見ましたら、コメント:2 となっていたので返信いただいたのかと思いクリックしてみましたが、コメントが表示されません。休止ブログだからでしょうか、残念です。
映画から離れた話を長々書いてしまい、失礼しました。

tosileo
2019年07月18日 03:48
micchiさん、こんばんは(^-^)。
コメント、有難うございます!ジャームス・ダーレンがお好きということで、初めて彼が好きだという方と繋がれて嬉しいです(^○^)。

そして、誠に申し訳ありませんでした。
「ダイヤモンドヘッド」はブログを引っ越す前だったので、コメントが入っても分からなくて、で、今は編集画面が出せなくて確認出来ません。本当に申し訳ありませんでした。

それなのに、またコメントを入れていただけて、本当に有難うございました。

私もこのDVDを見つけたときは、嬉しくて即注文でした(^^ゞ。彼の出演映画のDVDは余り多くなくて寂しいです。彼はずっと活躍していたのですね。ドラマ「スタートレック」に出ていたのは知りませんでした。が、YouTubeで見つけて嬉しかったです。このCDだけは持っています。素敵に年を重ねたのだなと嬉しかったです。彼のアルバムも何枚か購入しました(^^ゞ。「若さでぶっ飛ばせ」以来のファンです。YouTubeで彼を観れるまで、この一本でず~っときました(^^ゞ。

「Gidget」はアメリカ版の字幕なしでしたが、三本セットを買い、観ました。

彼の出演映画はまだまだあるので、どんどんDVD(日本版)化して欲しいです。これを観れたときは本当に嬉しかったです。
これからも彼の作品をアップ出来たらいいなと思っています。良かったらまたお寄りください。お待ちしています(^-^)。