「黄昏」(映画)

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ヘンリー・フォンダ主演の、1981年製作の映画で、
湖畔の別荘を舞台に、人生の黄昏を迎えた老夫婦とその娘、彼女の結婚相手の連れ子の心の交流を描いています。
オープニングとエンディングの黄昏どきの黄金色の湖と、流れる音楽が美しく、ステキです。

共演は妻がキャサリン・ヘプバーン、娘をジェーン・フォンダが演じています。
封切り当時、実の父娘の共演が話題になっていたと思います。
ヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダの仲も良くなかったようで。。。。。

人生の黄昏が描かれていますが、この映画がヘンリー・フォンダの遺作となりました。
彼はこれで初のアカデミー・主演男優賞を獲り、授賞式(体調が悪く、代わりにジェーン・フォンダが出席したそうです。)その5ヵ月後に77歳で心臓病で亡くなったそうです。
意外と早い死で、意外な受賞歴のような気がします。

映画はまず、老夫婦がよく描かれています。
死を意識している夫と、努めて明るく振舞う妻。
夫の良き理解者は妻なのだと、改めてそう思いながら観ました。
支え合い、愛し合う夫婦の姿でした。

ちょっとシビアな感じの会話をする父親に傷付いてきた娘。。。。。
離婚を経験して新しい恋をする年になっても変われないでいます。
歩み寄りたいのに出来ないで、また傷付いています。
恋人の息子と父親が仲良くなっているのを見て、また傷付きます。

娘とコミニュケーションがとれない父ですが、娘の恋人の息子の気持ちはわかるようでした。
一見、自分の価値観で少年と付き合い始めたように見えますが、少年の気持ちがわかっているような気がしました。
男なら「宝島」を読んでいるべきだという価値観、好きです。
13歳でナンパを楽しんでいる少年を否定せずに、ボート遊びや釣りを楽しませます。
本人楽しんでいます。
基本的に、老人と子供は求め合うのかも~と思いながら、いいな~と観ていました。

で、娘と恋人は少年を老夫婦に残してヨーロッパへ旅行に行っちゃうのですが、
それって有り?
娘の恋人は離婚しているわけですが、普通はそんなとき、息子の母親に息子を預けません?
なぜ初めて会う恋人の両親に預けるのですか?

その前に、湖で皆で泳ぐという話のとき、娘の恋人は息子に老人(娘の父親)と一緒に家に残るように言います。
「言うことをきかないとママのところへ戻すぞ」って息子に言います。 それって?
<ママ>は何なのですか?  <ママ>はどんな存在なのですか? 
息子にとって一緒にいたくない存在なのですか?
けっこうショックな台詞でした。 夫や息子にとってそんな存在だったらショックです。

で、もう一つ、娘の恋人が彼女の父親に受け入れられていないと思ったのでしょうが、
彼女たちが散歩に行って、父親と残った彼の態度、感じ悪かったです。
父親がどうであろうと言わなくていい言い方でした。

と、そんなところを突っ込んだ私です(^^ゞ。

で、元々は愛し合う家族、ハッピーな姿で、老夫婦と帰っていく娘と少年の姿、感動的でステキでした。
成長した娘と少年でした。

残った夫婦は、死を意識しながら支え合い、愛し合う姿で、
黄昏が近くなっている自分たち夫婦を考えさせられました。
いつまで一緒に暮らせるかわかりませんが、やはり支え合って、お互いを思いやって過ごそうと。。。。。
<愛し合う>という言葉は。。。。。愛し合っていないとは思いませんが、口には出せません^_^;。
日本人だから? 古いから? 
ま、とにかく理想的な夫婦の姿を観たような気がします。

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        キャサリン・ヘプバーン、美しかったです。

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       蝶ネクタイで娘を迎えるノーマンなのですが。。。

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監督 マーク・ライデル
脚本 アーネスト・トンプソン
製作 ブルース・ギルバード
製作総指揮 マーティン・スターガー
音楽 デイヴ・グルーシン
撮影 ビリー・ウィリアムズ
編集 ロバート・L・ウォルフ
配給 ユニバーサル映画
   CIC
公開 1981年12月4日
1982年4月10日
上映時間 110分

キャスト
ノーマン・セアー :  ヘンリー・フォンダ
エセル・セアー :  キャサリン・ヘプバーン
チェルシー :  ジェーン・フォンダ
ビリー・レイ :  ダグ・マッケオン
ビル・レイ :  ダブニー・コールマン
チャーリー・マーティン  : ウィリアム・ラントゥ
サムナー・トッド  : クリストファー・ライデル


ストーリー
美しい湖畔の別荘で過ごす、人生の黄昏を迎えた老夫婦。妻のエセルは未だ矍鑠としているが、夫のノーマンは体調が優れず、そのためかますます気難しくなっていた。

ノーマンの80歳の誕生日に、長年会っていなかった娘のチェルシーが婚約者とその連れ子ビリーを伴って別荘を訪ねてくる。しかし、ノーマンは娘とその婚約者に冷淡な態度をとってしまう。そんな父親に対し、チェルシーは苛立ちを隠せない。チェルシーと婚約者はビリーをヨーロッパ旅行の間だけという約束で、彼を老夫婦の下に預けていく。

最初は老夫婦や平穏な湖畔の生活になじめなかったビリーだが、鱒釣りの楽しさを知り頑固なノーマンとも次第に打ち解けていく。ビリーの未熟な操船でボートが座礁するといったトラブルは有ったものの、二人は協力して湖の主を釣り上げることに成功する。

海外旅行から戻ってきたチェルシーは、ノーマンとビリーが実の親子のように仲良くしているのを見て驚く。エセルに諭されてこれまでのわだかまりを清算しようとするチェルシーを見て、ノーマンも頑なな心を開く。ビリーが後方宙返りでの飛び込みを習得したと聞いて、チェルシーも果敢に挑戦する。怯えながらも、少女時代に出来なかった宙返りを無事成功させたチェルシー。ノーマンとエセル、ビリーは彼女に向かって惜しみない拍手を送る。

別荘から立ち去るビリーとチェルシーに対し、ノーマンは愛用の釣竿と大学時代に獲得した水泳の銀メダルを進呈する。確執を乗り越えたノーマンとチェルシーは、別れ際に親密な抱擁を交わすのだった。

※ 主な受賞歴
<アカデミー賞> 作品賞 ノミネート
主演男優賞 ヘンリー・フォンダ 受賞
主演女優賞 キャサリン・ヘプバーン
助演女優賞 ジェーン・フォンダ ノミネート
監督賞 マーク・ライデル
脚色賞 アーネスト・トンプソン 受賞
撮影賞 ビリー・ウィリアムズ ノミネート
作曲賞 デイヴ・グルーシン
音響賞 リチャード・ポートマン、デヴィッド・ロン
編集賞 ロバート・L・ウォルフ
<ゴールデングローブ賞> 作品賞 (ドラマ部門) 受賞
主演男優賞 (ドラマ部門) ヘンリー・フォンダ
脚本賞 アーネスト・トンプソン
<英国アカデミー賞> 作品賞 ノミネート
主演男優賞 ヘンリー・フォンダ
主演女優賞 キャサリン・ヘプバーン
助演女優賞 ジェーン・フォンダ
監督賞 マーク・ライデル
脚本賞 アーネスト・トンプソン
<ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞> 主演男優賞 ヘンリー・フォンダ 受賞

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この記事へのコメント

まるぐりっと
2013年04月30日 01:31
私もよくツッコミながら見ますよ、「なんで
やねん」「ありえへん」とか言いながら  夫婦は奥が深いですね~、色々あり
ましたが60すぎたら感謝と労りの気持ちが
多くなりますね。親友、戦友、同志になって
いきますね。
キャサリン・ヘップパーンは老いてからの方が
美しいですね。
tosileo
2013年04月30日 05:23
まるぐりっとさん、おはようございます(^^)。
やはり突っ込みますか
感謝と労りの気持ちが強くなりますか。。。私はまだ足りないかも^_^;。でも、やはり親友、戦友、同志ですね。ほかの人から、夫婦っていうより同志という感じだと言われたことがありますが(^^ゞ。
キャサリン・ヘップパーンはそうなのですね。今まで観た中で一番美しかったです。年をとって美しくなれる女性っていいですね。